小学生って留年できないの?

20代の頃、個別指導の塾講師だったおひとりマザーの多良です。

個別指導の塾って、集団塾より料金が高いので生徒さんは、成績は良い方だがさらに他と差をつける為か、成績が良くなく保護者が困り果てて入塾するという生徒が多い。

私は後者の、困り果てた生徒を担当することがほとんどだった。

フランチャイズの塾だが教え方のマニュアルなどない。それぞれの個性に合わせて、自分で考えて教えていく。一授業で3人ほど教えるが、教える側はかなりハードです。

出来る生徒を教える場合は、

「じゃ、今日はこのページやってみようか?学校で一度習ってるよね。わからないところがあったら聞いてね!」

と言うだけで、そのページが終わるまでほとんどの子が話しかけない。質問があっても一度教えれば納得し、次に進んでいく。

しかーーし、困り果てた生徒の場合は、まず勉強をやる気がない。なんとかして勉強しないでこの塾の時間を乗り越えようと努力をするのだ。そして

「せんせーい。あのね~。」

と、本のタイトルかよ!って突っ込みたくなるところから話が始まる。

小学生は特にその話が長い。ただ毎回担当する生徒なので親近感を持たせるために、初めにちゃんと聞いてあげる。

ひとしきり話せば、小学生は集中して勉強する子もいる。(出来るか出来ないかは別として)

逆に勉強はそこそこ出来ても、じっと座っていられない子もいる。

ずっと独り言をいいながら勉強すると正答率が良い子もいる。

一つずつゆっくり丁寧に教えてあげれば出来る子もいる。

成績も個人差はあるけれども上がっていく子も多い。

だけど、毎年3月になると思う。

もう一年同じ学年で勉強出来ないのか

この生徒、このレベルで次の学年に進めてよいのか。。。と、だから小学生には聞いてみる。

「ねぇ?学校の先生に〇年生修了しましたって、おでこにスタンプ押してもらった??」

子ども達は、決まっておでこを触る。そして真剣な顔で

「え?押してもらってないよ!!」

可愛いなぁ。と思いながらも

可哀そうだな。出来なくてもどんどん進級していってしまう日本の学校制度。

私は我が子に対し一度

「うちの子は、まだ〇年生の勉強が理解出来ていないので、もう1年間〇年生に在籍させてもらえませんか?」

と教頭先生に聞いたことがあるが、答えはNOだった。

「校長にも確認しましたが、在籍年数の問題がありますから、通常は中3の時で義務教育9年です。もし1年間長く在籍したら10年間義務教育を行うことになるので出来ません。」

いや、意味わからない。

出来ないからもう一年同じ学年で勉強してしっかり理解してから、次の学年に進学したい!と頼んでいるのに。ダメって何?

理解出来たら勉強楽しくなるでしょう?

わからないまま進級したら、進級した学年でもわからないままでさらに出来なくなる。

小学校入学を遅らせたい

娘は三月生まれ。保育園の卒園式の時はまだ5歳でした。

同じく卒園するこの中にはあと10日で7歳になる子もいます。頭二つ分以上も身長差がある我が子が小学校に入学していやっていけるのだろうか。

小学校に入学前健診の時に、1年間入学を遅らせてくれないかと尋ねたが、

進学時に病気で長期入院していて間に合わなかったとか、海外に居て入学時期に日本に居なかった(海外でも未就学)という理由なら入学を遅らせる事は可能だが、健康で入学時にその年齢に達するのであれば、普通に入学してもらう必要がある

という事で、入学を遅らせる「就学猶予」はしてもらえませんでした。

法律では、留年も就学猶予も認められていますが、結局のところ健康上の問題が無い限りは認められないようです。

もっと子どもに寄り添った制度にして欲しいものです。

しかし、保護者も私の様な考え方、出来ないのなら出来るまで頑張って次に進んで欲しいというのは少数派で、留年したら恥ずかしいという認識の方が多く、日本では受け入れられないのかもしれません。






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